20150919

映画『her』:人間的AIの本源的異質性

『her/世界でひとつの彼女』(原題:her)
 2013年公開
 監督: スパイク・ジョーンズ
 音楽: アーケイド・ファイア

<あらすじ>

主人公のセオドア(ホアキン・フェニックス)は、家族や恋人宛の手紙の代筆サービスを提供するオペレーター。青春時代から連れ添った妻キャサリン(ルーニー・マーラ)が去った後も、離婚届にサインする決意ができずに孤独と苦悩の日々を過ごす。

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Abstract design made of head outlines, lights and abstract design elements on the subject of intelligence,  consciousness, logical thinking, mental processes and brain power

Augmented Intelligence Society – 拡張知能社会

コンピューターとセンサーの加速度的な高性能化、インターネットの普遍化(IoT、グローバル化)、データの量的・質的な拡大、人工知能の高度化など、同時的かつ急速に進展する技術変革によって到来する社会を、何と呼んだらよいだろうか?

「人工知能社会」、「セカンド・マシン・エイジ」、「超スマート社会」、など、内外で様々な呼称が使われ始めているが、それぞれ捉えている本質が少しずつ異なっている。

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20150604

世界のバーチャル・ウォーターのフロー

昨年の研究の一環として、世界のバーチャル・ウォーター(仮想水)の貿易フロー(純輸出量)を推計した(オリジナルの画像ファイルはこちら)。

世界最大のバーチャル・ウォーターの供給源は、中南米と東南アジアである。両地域ともに、純輸出量が多いだけでなく、ほぼ世界全域にバーチャル・ウォーターを供給している。特に中南米からヨーロッパへの純輸出は極めて大きく、地域間では世界最大のバーチャル・ウォーター貿易フローである。

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20150422_book

『水資源の国際経済学——気候・人口問題と水利用のネットワーク化』の出版

本日、拙著『水資源の国際経済学ーー気候・人口問題と水利用のネットワーク化』が公刊されました。

“水”は、今世紀最大の課題の一つです。

 20世紀の人口増加は水資源が豊富な地域で生じたのに対し、
21世紀の人口増加はそうでない地域で生じる

この単純な事実が、“緑の革命”に大幅な見直しを迫るとともに、各地で深刻な森林破壊や食料不足を引き起こす恐れがあります。また、多くの紛争の背後に、実は水をめぐる摩擦があります。

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知能に関する思考実験

Alexander D. Wissner-Gross博士による、知能とは何かに関するTEDスピーチについてのメモ。

博士は、宇宙論から囲碁からロボット工学に至るまで、様々な分野に共通する知能の単一の法則を見い出すプロジェクトを実施した。

知能とは“将来の行動の自由度を最大化する物理的メカニズム”である、というのが博士の結論である。

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20150328

Over and over…

PHOTO:京都・六角堂のスターバックスにて

研究会や講演のため、今日まで京都に滞在している。

昨日、京都大学での研究成果をまとめた本の原稿を校了した。
ゴールデンウィークには書店に並ぶことになる。

本の中身はおいおい紹介するとして、今日は、本の執筆を通じた考えたことについて、備忘録的に書き記しておきたい。

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地球資源と22世紀に向けた豊かさの形成

過去のシンポジウムを備忘録的に掲載しています。

「地球資源と22世紀に向けた豊かさの形成」

日時:2015年2月14日(土) 開場 12:30~ 13:00~17:10
場所:京都大学時計台百周年記念ホール
主催:京都大学経済研究所先端政策分析研究センター、特別推進研究「経済危機と社会インフラの複雑系分析」、先端経済理論の国際的共同研究拠点、京都大学社会科学統合研究教育ユニット、公益財団法人KIER経済研究財団

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政策研究のフロンティア:理論と実証に基づく政策の確立に向けて

過去のシンポジウムを備忘録的に掲載しています。

「政策研究のフロンティア:理論と実証に基づく政策の確立に向けて」

日時:2014年3月8日(土) 開場 12:30~13:00~17:15
場所:京都大学時計台百周年記念ホール
主催:京都大学経済研究所 先端政策分析研究センター(CAPS)、特別推進研究「経済危機と社会インフラの複雑系分析」、先端経済理論の国際的共同研究拠点

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20140117

Cheers, Tanzania!

今回のタンザニア調査は今日で終わりです。

京大アフリカ地域研究資料センター(通称:アフ研)の皆さんのご協力と、各先生方がこれまで積み重ねてきた人脈と信頼のおかげで、短期間で多くを得る事が出来ました。

最後に。タンザニアはビールが美味い!

ドイツ統治時代の影響か、正統派のラガーです。キリマンジャロ、セレンゲティ、サファリなど銘柄は多数ありますが、オススメはンドヴです。ローカルな豚や牛のバーベキューで飲むと最高です。

ぜひお試しあれ!

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内側からの視点

「日本人が見たいアフリカではなくて、アフリカ人が伝えたいアフリカを知り、それを伝える努力をしたいと思う。」(根本利道著『タンザニアに生きる―内側から照らす国家と民衆の記録』より)

飢餓、貧困、人口問題、人権・・・これまで、多くの人が、それぞれが“見たいアフリカ”を胸に、ここタンザニアを訪れ、そして去っていった。最近では、これらの問題に加え、ジェンダー、HIV、生態系、気候変動といったところか。さしずめ私も、そうした大勢の“通りすがり”の一人に過ぎない。

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20140115

木炭による森林伐採

幹線道路沿いの至る所で売っている炭。大都市以外はガスが普及していないタンザニアでは生活に不可欠だか、森林伐採の原因となっている。

穴に木を入れて火をつけ、砂をかけて3日程でできあがる。

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水をめぐる競争

「あの湖の水を農業に使えれば」

案内してくれた住民はそう嘆いた。

遥かかなたに見えるのは、パンガニ川流域随一のダム湖、ニュンバ・ヤ・ムング。スワヒリ語で「神の家」。

現在は、若干の漁業と家畜の飲み水以外は、ダルエスサラームなど都市部向けの発電用のみに使われている。

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